
どうも、小学校にパンツをはき忘れて登校したひつじぃです。
認知特性って、どういう意味?
今回から、「認知特性」というものに関してお話していきたいと思います。
学習支援を考えるにあたって必要不可欠な考え方です。
認知特性 – にんちとくせい
後の記事で詳しくご説明しますが、今は
「認知」=「情報を理解すること」、「特性」=「偏り、どういう得意苦手があるか」と考えてください。
さて、皆さんは「認知処理特性/認知処理様式の特性」というものを聞いたことはありますか?

最近ちょっとずつ有名になってきてるけど、よく分からないよね…
ちょっと面白いテストがあるんですよ。一緒にやってみませんか?
まずは簡単なテストをしてみよう!
是非身近な方と一緒に取り組んでください。
下の図を見てください。
手元に紙を用意し、ゆっくりと図を書き写してください。

次に、この図の一部に数字が入ったバージョンを、今から10秒だけ見てもらいます。
数字と位置を、できるだけ覚えてください。まだ書かないでね。
それでは…
GO!(下に図があります)

はいストップ!
手元の紙に覚えている分だけ書きましょう。

書けなくても大丈夫だよ!
認知処理様式について
…えーっと、書けました?ちなみにひつじぃはあまり覚えられない方です。苦笑
このテストですが、「覚えていられたかどうか」は問題ではありません。
全く書けなくても大丈夫です。
(頑張って覚えてくれたみんな、ありがとう!)
「どのように覚えようとしたか」
これが大事です。
おそらく、大まかに3パターンに分かれるのではないかな、と思います。


③ ①②の方法を組み合わせて覚えた
これで分かるのは、あなたの得意としている「認知処理様式」です。
認知処理様式 – にんちしょりようしき
見る・聞く・読むといったインプットに対し、それを理解・整理・記憶する処理のやり方。認知処理特性とは、その偏りのこと。「考え方のクセ」と解釈してもいいかも。
①の人は「同時処理型」の可能性が高いです。
②の人は「継次処理型」の可能性が高いです。
「覚えられなかった」という人も、「どういう考え方で覚えようとしたか」を考えてみてください。
では、2つの認知処理様式はどのように違うのでしょうか?
気になりますよね?気になって夜しか眠れませんよね?
ですがその前に、もう一つのテストをしましょう。
もう一個テストしてみよう!
同じように手元に紙を用意し、ゆっくりと図を書き写してください。
そして今度は、一回目のテストで選択しなかった覚え方で覚えてみましょう。
③の方は、①②の覚え方のどちらかだけを使うよう、意識してみてください。

では、図に数字が入ったバージョンを、今から10秒だけ見てもらいます。
数字と位置を覚えくださいね。
そこの人!ほらまだ書かない!ズルしない!
それでは…
GO!(下に図があります)

はいストップ!
手元の紙に覚えている分だけ書いてくださいね。

みんなどうだったかな?
あなたに合った認知処理様式
どうでしたか?覚えやすかったですか?覚えにくかったですか?
覚えやすかった方、今試した方の認知処理様式が得意かもしれませんね。
覚えにくかった方、今試した方の認知処理様式は苦手なのかも。
変わらなかった方、あなたはバランス型なんですね。
「同時処理型と継次処理型、どう違うんだよ~いい加減教えろよ~」という声が聞こえてきそうですね。
その違いの説明はまた次回としますが、ヒントを残しておきます。
同時処理が得意な人、新しい家具の組み立て手順の説明書、あんまり見ないんじゃないですか??
継次処理が得意な人、「こんな味の料理作って」と言われると「レシピないと無理!!」ってなりませんか??
一つ断っておきますが、これはあくまでも「このテストでの認知処理特性の傾向」です。このテストの目的は、認知処理特性というものを身近に感じてもらうこと、これから各場面で自分の認知処理特性を考えるきっかけにしてもらうことです。
さてそれでは、この認知処理特性が学習にどう関わってくるのか。
もしかしたらあなたの学習方法は、全く自分の認知処理特性に合っていないのかも…??
ほら、ちょっとワクワクしてきたでしょ?

実はこの認知処理特性が、ものすごぉぉぉく大事なんじゃよ…
…と良いところで、続きはまた次回。


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